我が工房は酒蔵跡にあり、広い敷地内にはたくさん野良猫がいます。
その中でも僕が餌付けしている猫は、一匹だけガリガリで、
その哀れな風貌も手伝って愛おしく感じています。
後にその猫は、既にお隣さんによって「ふくちゃん」と
名付けられていることを知りました。
僕に命名権はありませんでした。

それはそうと、先日ふくちゃんが餌を食べているのを観察していると、
遠くから視線を感じる。
パッと目が合い焦りました。
T・A・N・U・K・I・・・・
そう。まさかのタヌキ参上!
それもまあまあ太ってる。
「お前に喰わせるタンメンはねぇ!」
ならぬ、
「お前に喰わせるキャットフードはニャー!!」